ほのぼの解決

息子が帰るなり、
「今日ねー、一年生がね、一人で勝手に行っちゃったんだよ！追いついて、後ろに並んでって言っても一人で行っちゃうから困ったよ！」
と息巻いている。

息子は通学班の班長。
みな同じマンションだから
エントランスに集合して出発。

息子がエレベーターで下りたとき
エントランスを出て行く姿を見たらしい。
みんな集合したけどその子が戻ってくる様子もない、
時間も刻々と過ぎて行く・・・

悩んだ末、行っちゃったのかな？って不安に思って小走りで学校に向った。

すると、学校に程近い信号の所で発見！
「並んで！」と言っても言う事を聞かず・・・

どうしたものか。

キツクも言えないし、言う事を聞かない幼い子に手を焼いたんだと思う。

その日の夜、エレベーターでその子とお母さんに会った。

「お世話になっています、ちゃんと行っていますか？？？」

「はい！」って答えそうになったけど、そうだ！伝えなくちゃ。と思い出して言った。

「今日はどうしちゃったんだろう、先に行っちゃったって・・・」

するとお母さん、一瞬の「間」の後

「やだぁーーー、実は・・・いつもエントランスまで送って行ってたんです。でも今日からはもう大丈夫だと思って『一人で行ってごらん！』って言ったんですよ〜私は『下まで』のつもりが、この子は『学校まで』と思ったんですねースミマセーン！！！」と。

もう可愛いったらないよーーー

何でもわかってる大人と子供の感覚の違い。
幾度かそんな経験もあるけど、
ほのぼの笑いと共に

「言う事を聞かない子」ではなくって

「お母さんの言う事を忠実に守ろうとした子」なんだって

ホッとしたのも事実。
とにかく事故に遭わず無事だったから本当によかった。